栄光ビザビで過労死の件は他人事ではない  

個別指導塾の教室長が過労死した。

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個別指導塾の教室には正社員が一人だけしかいないことがほとんどだと思う。記事にあるように180人の生徒を抱える教室はかなり繁盛しているほうだが、それでも保護者対応はこの教室長がほとんど一人でこなしていたようだ。

私が以前勤めていた個別指導塾も同じだった。教室長の勤務時間は酷いことになっていたし、それでも仕事を回しきれていないように見えた。

個別指導塾の講師の時給は1000円台前半である。コンビニや飲食店よりも安いくらいだ。しかもカリキュラム作成や研修などの授業外の時間についてはさらに安い時給が設定されている。それなりに高学歴の大学生をほとんど最低賃金で使用しているのだ。そんな大学生を30人~40人ほど抱えて、テキトーに子どもたちの相手をさせて儲けを出すというのが個別指導塾のビジネスである。

大学生にとってはそれでも魅力のあるバイト先らしい。就職活動で有利だったりするし、比較的まともな他大学の異性と知り合う機会にもなる。あくまで腰掛けとして考えるなら、それなりにメリットがあるのだ。

個別指導そのものには価値があると思うが、既存の個別指導塾の運営実態にはかなり問題があると思う。

スタッフの人数が最低限しかいないのは、個別指導の高コスト構造があるからだと思う。最低賃金で学生を雇っても、一人の講師が見る生徒は1~3人程度。効率は良くない。また、塾なので駅前の立地は必要条件だ。テナント料がかなり重くのしかかっている。顧客が支払う授業料のうち半分は場所代なのではないかと思うほどだ。

私は現在家庭教師だが、将来的にまた個別指導塾に勤める可能性はあるし、教室長を務める可能性もある。だから今回の過労死は他人事ではない。持続可能な体制について考えなければならない。

カテゴリ: 会社について考える

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